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日経MJ消費者調査
(1/3ページ)2016/7/24 6:30日本経済新聞 電子版

確かに、アマゾンと、楽天 両方、経験したものとしては、
アマゾンのほうが、出品は断然しやすいし、商品を見つけやすいですね。
楽天が、商店街とすれば、 アマゾンは1つの巨大ショッピングモール
どちらも、飽和状態で、今からの参入はお勧めできません。
オリジナル商品で、絶対売れる商品をお持ちなら、アマゾンで勝負してみてください。
楽天市場は、ホームページから作りこまないといけないので、
時間がかかりますし、出店時に、かなりのテナント料がいります。
アマゾンは、売れた商品に対して、20%の手数料がかかるだけですが、20%はきついですよ。
結局、どちらも、場所を貸している元締めが儲かる仕組みになっています。
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 楽天がもがいている。19年前、三木谷浩史社長が6人で立ち上げた「楽天市場」は1億人以上の会員を抱えるまでになった。しかし一時は年2割だった成長率が数%にまで失速。日経MJの消費者調査では、アマゾンと比べた項目別の支持率で「3勝7敗」と惨敗した。国内インターネット通販の巨人に今、何が起こっているのか。
(花井悠希)
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■「見やすさ」「配送」で劣勢鮮明
楽天市場の出店者向けに講演する三木谷浩史社長(大阪市北区)
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楽天市場の出店者向けに講演する三木谷浩史社長(大阪市北区)
 楽天の2015年12月期の「国内EC流通総額」は前期比10%増の2兆7千億円。16年1~3月期は前年同期比12.5%増だった。一見、順調だがこれは「楽天トラベル」など複数の事業を合算した数字だ。同社は昨年から「楽天市場以外のEC(電子商取引)が増えミスリードになりかねない」と楽天市場の単独業績を開示しなくなった。関係者によると、単独では横ばいに近い数%の低成長にとどまるようだ。
 国内のネット市場で一人勝ちだった楽天を脅かしているのは、世界市場を席巻する米アマゾン・ドット・コムだ。楽天が足踏みするなか、15年度の日本市場の売上高は前年比2割増の約1兆円に成長。約4万4000の出店者の売上高を合算した楽天の「流通総額」とはまだ差があるが、調査会社のニールセンによると5月の利用者数は既に楽天を逆転している。
 消費者は両者をどう見ているのか。日経MJは、楽天とアマゾンのどちらが優れているか比較する調査を実施した。サービスとして「どちらが好きか」を聞いたところ、約6割がアマゾンを支持。計10項目で楽天は3勝7敗と引き離された。
 とりわけ「商品の探しやすさ」「配送の便利さ」「価格表示の分かりやすさ」などネット通販の本質的な要素でアマゾンが圧倒している。
 「商品の探しやすさ」についてアマゾンは「検索機能が優れている。すっきりしたレイアウトで見やすい」(男性、31)と、検索の早さやサイトのシンプルなデザインに評価が集まった。楽天については「同じ商品がズラズラ並びすぎる」(男性、44)、「宣伝が先に出て商品が探しにくい」(男性、67)と指摘する声が多かった。
 楽天は企業が出店料を支払い自社サイトを設ける仮想モール型。一方、アマゾンは企業から商品を買い取り販売する形式が主流だ。
 楽天はサイトのデザインなどを企業が自由に構築できることを優先し、楽天市場全体としての統一感を出しづらい。広告が多いという印象が多いのも「広告を出した店舗には検索時の表示順位を上げるといった営業攻勢が原因」(出店企業幹部)との指摘もある。
 この点は価格の表示方法や配送でも影響する。価格の表示方法については「楽天は送料とか税別とかお店によって違う」(女性、51)。
 配送では「全国どこからでも統一の送料」(女性、29)とアマゾンを支持する回答が多い。アマゾンは物流センターを自社で抱え、施設内で効率的に商品を仕分け

するシステムの導入を進めている。年間3900円の有料会員「アマゾン・プライム」に加入すれば送料無料で「お急ぎ便」が使い放題になり、この仕組みの評価も高かった。
 楽天も自社物流の構築を目指し事業会社も設立したが、採算性の悪化などから14年に事実上撤退した。ある楽天OBは「アマゾンは物流を先行投資と考え赤字もいとわないが、楽天は大型投資があった年でも増益を求められた」と説明する。
 強みである「品ぞろえ」については楽天が上回ったものの、差はわずか。「楽天の方が品はそろっているが一度の買い物ではアマゾンの方がよい」(男性、26)。「楽天は在庫切れのものも表示される」(男性、51)。存在感を増しているアマゾンや出店料を無料にした「ヤフー! ショッピング」に同時出品する企業が増えているのも逆風だ。
 「どこが支持されていないのか部門をあげて研究している」(楽天幹部)。ネット通販は今でも三木谷社長がトップとして陣頭指揮に立ち、毎朝、前日の売れ行きを幹部が報告するほどだ。
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つづき

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